自己PRで「ボランティア」をアピール際の注意点(例文あり)

自己PRで「ボランティア」をアピール際の注意点(例文あり)

自己PR

自己PRでボランティア活動をアピールしたい就活生は多いでしょう。ボランティアのような奉仕活動は、企業にとっても評価が高い行動です。

そしてその経験を、エントリーシート(ES)などの書類選考や面接での自己PRに使いたい、という気持ちもあるでしょう。しかし考えなしにボランティアについて書いても、あなたの魅力が伝わりきらない場合があります。それは避けたいですよね。

この記事では、ボランティアの経験を自己PRに使う際の注意点や、例文をご紹介します。就職活動の自己PRを考える際の、参考にしてみてくださいね。

 

ボランティアで自己PRをするメリット;貢献性をアピールできる

自己PRでボランティアについて書くメリットは、自分の貢献性をアピールできる点です。ボランティアは利他的な行動、奉仕活動です。それを一定期間やったことがあるという事実は、あなたが会社の発展に貢献してくれる、と企業が判断するきっかけになるでしょう。

 

ボランティアで自己PRをするデメリット;没個性化しやすい

自己PRでボランティアについて書くデメリットは、没個性化しやすい点です。細かな違いはあれど、ボランティアを経験したことがある学生は少なくありません。その人たちがボランティアについてアピールすれば、面接官はボランティアの話を嫌というほど聞く、ということになります。

つまりただ「ボランティアをやった」というアピールだけでは、他の学生との違いを見せられないのです。ここで違いを見せられないと、就活の話題づくりのため、ボランティアに参加した、と企業に捉えられます。それでは、あなたの魅力が伝わってるとは言えませんよね。

 

差別化のためには、「自分らしさ」を出すのが大事なのです。

 

自己PRで「ボランティア」押しでいくときの注意点

自己PRで「ボランティア」押しでいくときは、以下の点に注意しましょう。そうすれば、没個性化を防げます。

 

ボランティアとビジネスを区別しておこう

大前提として、企業側はボランティアそのものには興味がありません。というのも、ボランティアとビジネスは違うものだからです。大きな違いは二つ。利益と持続性です。

まず利益について。前述のように、ボランティアは完全に利他的な行為です。つまり自分の利益を追求する必要はありません。

一方会社がやっているビジネスは、会社側が利益を得ることを前提としています。たとえその原点が課題解決といった利他的なものでも、何か会社側に還元されるもの、平たく言えばお金がなくてはいけません。それは事業の持続性に大きく関わってくるものだからです。

その持続性に関しても、ボランティアとビジネスで大きな違いがあります。まずボランティアの多くは、持続性が小さいです。あなたが一生涯を通してボランティア活動だけで生きていけるかというと、そんなことはありませんよね。続けるにはエネルギーが要るんです。一方のビジネスは、その持続性を必要としています。

このようにビジネスとボランティアには大きな違いがあります。そのためボランティアの自慢だけされても、企業側としては困るのです。その実績だけでは、あなたの能力が会社の発展にどう繋がるか、判断できません。

 

アピールするのはあくまで自分の思考、行動指針

それでは、企業はあなたの何を知りたいのでしょうか。

リクルートキャリアの調べによると、新卒採用を実施している企業のうち92.9%は、採用基準として人柄を重視しています(参考URL; https://www.recruitcareer.co.jp/news/20150215_01.pdf )。人柄とは人の性質。つまりあなたの強み、物事の捉え方や思考を、企業は知りたいと思っているわけです。

 

なぜ企業は人柄を知りたがるのか。それは人柄が会社との相性を考える上で重要な要素だからです。「カンボジアの〇〇に学校を作った」というだけでは、あなたの人柄は伝わりません。最悪「就活の話題づくりでやった」と疑うこともできます。

 

しかし例えば「〇〇に学校を作るためには資金調達の面で問題があった。そこで人々の協力を促すために、〇〇の現状や学校の建設が地域に与えるメリットをまとめたPVを作った」などと書いたとしましょう。そうすれば事態の分析ができる、といった強みを表すことができます。

 

またそれに関して、ボランティアの内容を盛る必要はありません。前述のように、企業が聞きたいのは実績ではなくあくまで人柄です。PRを実体以上に盛って、質問に答えられなくなっては意味がありません。誠実に、自分の考えを伝えるようにしましょう。

 

自己PRの書き方を知っておこう

実は自己PRには、魅力的に書くための型が存在します。

「型なんて使ったら、それこそ自分らしさが出ないじゃないか」。そう思われる方もいるでしょう。しかし、それは違います。まずは型にはまらなくては、自分を魅力的には伝えられません。

料理と同じです。レシピも見ずにフレンチトーストを作ろうとしても、味や食感が違う何か別のものができてしまうでしょう。それでは本末転倒ですよね。まずは型を身につけて、そこから差別化を測るようにしましょう。

では型はどのようなものかと言うと、以下の流れで進むのが王道と言われています。

 

1. 結論
2. ストーリーを展開する(問題の発生と解決、事態の結果、自分の成長)
3. 経験をどう仕事活かすか

詳しくは、以下の記事を参照にしてください。

就活生必見!上手な自己PRを作るポイント(例文あり)

また細かいテクニックとして、以下の2つも有効です。

 

同じ語尾を続けない。

同じ語尾が続くと単調になりがちです。例えば文が毎回「〜です」で終わるとします。同じ調子が続くと読み手は退屈に感じます。内容の素晴らしさとは無関係に、です。
文章のメリハリを出すためにも、体現止めなどで語尾にバリエーションをもたせましょう。

 

数字を使う

数字を使うと、読み手が状況を想像しやすくなります。例えばただ「被災地支援で食べ物を配った」よりも「100人の被災者に食べ物を配った」と書いたほうが、読んでイメージが湧きますよね。可能な限り数値化しましょう。

 

 

例文

以上のポイントを踏まえるて、例文を作ってみました。あなたが自己PRを書く際の、参考にしてみてください。

 

私は相手の立場に立って考えることのできる人間です。

特に途上国で学校を建てたときに、その強みを発揮しました。その学校の建設費に必要だった金額はXXX万円。当然学生だけでそれだけのお金を集めるはずはなく、資金集めのために団体の全員が奔走しました。

はじめは街頭で募金活動をしていました。しかしそれだけでは、なかなか資金が集まりません。団体とは別の友人と話していたときに、その原因がわかりました。

それは「募金では人の善意に頼っている」ということ。相手のリターンを想定していなかったために、巻き込める人の数を減らしてしまっていたわけです。そこで私たちの団体は「どうやったら相手がお金を渡したくなるか」を考え、アンケートの実施し、その結果をクラウドファンディングのリターンに反映させました。

例えば、学校の壁に支援者の名前を載せる、学校の授業風景を写真に撮って送る、など。その結果、1000人を越える人から計500万円の支援を受け、学校を建設することができました。

この経験で私が感じたのは、相手にとってのメリットを考えないと他人に動いてはもらえない、ということ。この経験を生かし、相手の立場に立った営業で御社に貢献したいです。

 

ボランティアへのカウンターを用意しよう

ボランティア経験を話したときに聞かれやすいのが、「なぜボランティア団体やNPOに努めないのか?」という問いです。この問いの意図は、この学生はボランティアとビジネスを区別しているのかどうかの確認です。

なので、例えば「ボランティアだけでは与えられる影響に限りがある。

ビジネスとして、社会全体に影響を与える仕組みを作りたい」など、ボランティアではなくビジネスを選んだ理由をアピールしましょう。

まとめ

自己PRでボランティアを押すメリット、デメリット、そして注意点を紹介しました。自己PRは「自分」を表す手段です。実績の紹介だけで終わらず、相手にとって「採用する価値がある」と思わせるようなアピールを心がけましょう。

■自己PRのネタ集 作り方と書き方を例文付で解説(まとめ)


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