就活生は「忍耐力」「ねばり強さ」をアピールしょう

就活生は「忍耐力」「ねばり強さ」をアピールしょう

自己PR

社会人に求められる能力として「忍耐力」があります。この忍耐力や粘り強さを自己PRでアピールすれば非常に有効です。
今回は、忍耐力が求められる背景や、そのアピールの仕方に関して記載します。エントリーシートや面接に活用しましょう。

 

一般社会ではなぜ忍耐力が必要か?

なぜ社会人には忍耐力が必要なのでしょうか?

人間のストレスは、対人関係から発生します。
そして、社会=会社の仕事は、一人では成立せず、必ず、人と関わります。
就職してどんな会社に就職しても、多くの仲間と一緒に業績アップという目的に立ち向かわなければいけません。それが会社勤めの本質です。

同じ会社に勤めていても皆が同じ考え方というわけではありません。
自身とは違う考え方の人も大勢いると考えるべきでしょう。自身と考え方が微妙に異なる人たちと、同じ目標に向かって邁進するのはそれなりに難しいものです。
そのためのコミュニケーション能力が不可欠となるし、ときには自身の意見を曲げる必要もあります。

会社とは決して仲のいいグループの集まりではないのです。

学生であれば「相性の合わない人とはつきあわない」ことも可能ですが、会社では、それができません。上司や同僚が嫌いならば、あなたが会社を辞めるしか選択肢はありません。
また、お客様も同じでイヤでも、お付合いする必要があります。

社会人は忍耐が必要不可欠なのです。業種や職種に限らす、協調を保つために忍耐力、我慢強さが求められるのです。

 

第二新卒増加に伴う企業側の考え

経済産業省の調査によると、昨今は企業側が新卒志望者や若い社員に忍耐力や粘り強さを求める傾向が強くなってきているそうです。
それに伴い、就職面接の場でも忍耐力の自己PRの重要性が増しています。これはつまり、面接の場で忍耐力や粘り強さを上手くアピールできればかなり高評価が期待できるということでもあるのです。

上記のような背景には第二新卒の増加があります。第二新卒とは新卒で就職し、3年以内で退職した状態を指します。
第二新卒に該当する人は再就職する場合、通常は中途採用となります。しかし昨今の企業は人事において、第二新卒を、新卒に次ぐキャリア形成が可能な貴重な人材として捉え、積極的に人材発掘をする動きもあります。とは言え、新卒で入社した社員が3年で退社してしまうというコスト的な損失も否めません。

第二新卒の積極的な雇用はあくまで第二新卒の増加による対処的な措置にすぎません。やはり企業としては新卒で入社した社員には戦力として長く勤めてもらうのがベストなのです。

新卒から最初の3年を乗り切るために必要な【忍耐力】

上記のような事情から、若い社員に求められるのが【ストレス耐性】であり、忍耐力です。

社会人としての生活は基本的に忍耐の連続です。特に新卒の時期は少し前まで学生だったということもあり、社会人特有の人間関係におけるストレスに慣れてなく、忍耐が続かずに退社してしまうケースが多いのでしょう。
しかしその不安定な時期を乗り越えることが一人前の社会人になるための、いわば試練です。そのために必要不可欠なのが一定以上の忍耐力、粘り強さなのです。

 

面接の場で忍耐力をアピールできるタイミング

面接の場で忍耐力をアピールするタイミングはどんなときでしょうか?
一番率直な場面は、面接官からズバリ、「あなたは忍耐力がある方ですか?」といった質問を受けたときだと思われます。
それ以外では、「あなたの強みはなんですか?」といった質問に対しても、忍耐力の強さを自然にアピールできるタイミングです。

上記で述べたタイミングはあくまで一例であり、自身が忍耐力の話をしたい場合はどのような質問からでも結びつけようと思えばできます。
例えば「学生時代で、一番熱心に打ち込んだことはなんですか?」というような質問でも、忍耐力にまつわるエピソードを話し、忍耐力があることをアピールすることが可能です。
つまり面接の場で受ける質問は、自身の話の持って行き方次第で自分のアピールしたい内容と結びつけることはある程度可能なのです。

面接官は話の方向性を変えられても、そのことをあまり気にすることはありません。なぜなら、面接の目的は志望者の人物を知り、自社にとって有益な人物であるかを見極めるという極めてシンプルな目的で行っているからです。そのため質問から趣旨が多少ずれても、その人の人物像が見えるような回答ならさほど問題はないのです。

 

忍耐力があることが客観視できるエピソードを話す

面接官がストレートに「あなたに忍耐力はありますか?」と質問してくる可能性は十分あり得ます。
その際に「はい、忍耐力には自信があります」とだけ答えるだけでは甚だ不十分な回答と言わざるを得ません。
まずそれだけでは本当に忍耐力があるのかどうかが判断できません。そのため本当に忍耐力がある人物だとしても、このような答え方では面接官に伝わらず、結果として忍耐力があることをアピールできないのです。

では面接官に忍耐力があることを伝えるにはどうすればいいのでしょうか?
忍耐力があることを感じ取ることができる具体的なエピソードを話せば良いのです。忍耐力に限らず面接の際に自身の能力をアピールしたい場合は、その能力があることが感じられる具体的エピソードを話すのが一番です。

しかし突然、具体的なエピソードを話すことは難しいですよね。そのため、面接に臨む際に、事前に必要な準備とは、面接の場で具体的なエピソードを話せるように準備しておくことなのです。
そのために必要なのが自己分析で自身の人物像を掘り下げることです。

 

自身の人物像を掘り下げ、自己分析をする

面接に臨む前の必要な準備とは、できる限り自己分析をして自身の人物像を掘り下げることです。新卒の学生なら、学生時代に自分は何をしてきたか?どんなことに最も力を入れてきたか?という点を考え、掘り下げることです。
この一連の、人物像の掘り下げ作業はそのまま面接の際の自己紹介に使えます。

面接の場で受ける「自己紹介をしてください」という質問は、今まで何をしてきましたか?何に一番力を注いできましたか?という質問と同義なのです。

自分が学生時代で何に熱中してきたか?何に一番興味を持っていたか?という点を掘り下げ、具体的なエピソードを抽出します。その中で、忍耐力の強さを感じ取るエピソードを話せば、たとえ【忍耐力】という言葉を使わなくても、自身の忍耐力をアピールできるネタとなります。

以上のように、面接で受ける質問に対しては、具体的なエピソードで答えるのがコツなのです。

例えば、過去に苦しい状況が続いても諦めずに続行し、一定の結果にたどり着くことができた、というようなエピソードがあったとします。それなら忍耐力をアピールできるエピソードとなり得ます。

人間は自分の興味のあること、好きなことなら割と苦もなく続けることができるものです。それは興味のない人から見れば根気よく続けているように感じるものです。
自身では当たり前のことなので見逃しがちですが、客観視すれば忍耐力を評価するべき内容であることは意外と多いものです。

このように自身の今までの行き方を掘り下げることで、忍耐力にまつわるエピソードの他にも、実直さを伝えるエピソード、志望する業種に興味があることを具体的に示すエピソードなどを自分の過去から抽出することができるのです。

 

忍耐力を就職後にどう活かすかを語るのも大きなアピールに

本稿の前半でも解説しましたが、企業側は面接によって知りたいのはその人の人物像です。
忍耐力があるか否かの質問をするのも、入社したての若い社員が最初の3年程度を乗り切るためには特に忍耐力が必要だから、という切実な理由に依るものです。

面接の際に受ける質問は主に2つで、自己紹介と志望動機です。
自己紹介とはここまで解説したような自己分析、自己の歴史の掘り下げ、つまり今まで何をしてきたか?です。
そして志望動機とは、これから何をしたいか?入社して何をしたいか?ということです。つまり自己紹介と志望動機は内容がリンクしていないとダメになってしまいます。
話す内容に一貫性を持たせることは良いプレゼンをするためのコツでもあるのです。

忍耐力のアピールも同様で、過去のエピソードから忍耐力の高さを伝えることができたら、その忍耐力が社会人になってからどう活かせるか、を語ることでより良質なアピールとなります。
例えば、大学の4年間で、一貫して続けた研究があった場合、そのことは長期的に研究を継続したという忍耐力を示すエピソードとなります。
そしてその経験から、最初は面白味のないと感じる仕事でも継続することで改めて気付くこともあり、続けることで画期的な発展的アイディアに結びつけることができる場合もあると思います、というような答え方をすれば、学生時代に培った忍耐力を社会で活かすことができる、という一連の流れを作ることができます。
これが過去と未来に一貫性を持たせる結果となり、忍耐力を具体的に役立てることができるという良質なプレゼンなります。

まとめ

現在は第二新卒者が増加傾向にあり、若い世代の離職率が高くなっています。
それに伴い、企業側は入社から数年の大変な時期を乗り切るための忍耐力、粘り強さを新卒社員に求める傾向が強くなっています。
このため面接の場において忍耐力をアピールすることの重要性が増していると言えます。

忍耐力をアピールする場合は必ずそれを感じさせるような過去のエピソードで話すことが大切です。具体的なエピソードとして聞くことで、【忍耐力】という言葉を使わなくてもそれを伝えることができるのです。

面接の際の質問はできるだけ具体的なエピソードで答えるのがコツです。
そのためには事前に自己の掘り下げ、自己分析を行うことが大切です。自己分析の掘り下げはそのまま自己紹介にもなるため一石二鳥です。
そして面接の場では過去のエピソードを話すという形で忍耐力の高さを伝え、それを入社後にどう活かすかも語ることで、自己紹介と志望動機に一貫性を持たせることができて、プレゼン能力の高さをアピールすることにもなります。

面接の場で忍耐力をアピールするには、学生時代で最も忍耐力を発揮したエピソードを語るのが一番伝わりやすいといえるでしょう。

 

■自己PRのネタ集 作り方と書き方を例文付で解説(まとめ)


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