「入社後にやりたいこと」を面接で質問されたときの回答ポイント

「入社後にやりたいこと」を面接で質問されたときの回答ポイント

面接の質問対策

就活中の面接で「入社後にやりたいことはなんですか?」と問われることがあります。自分のやりたいことを、予め考えて整理しておくことで、採用試験で高い評価を得られるでしょう。今回は、面接官から「入社後にやりたいことはなんですか?」と問われたときの考え方や答え方を解説します。

1.”入社後にやりたいこと”とはなにか


入社後にやりたいこと」と聞かれて、あなたは何を思い浮かべるでしょうか。

一見分かりやすそうでとても抽象的な質問ですよね。

営業です」と答える人がいるかもしれませんし、「海外事業に携わりたいと思っています」と言う人もいるかもしれません。

この質問は、解釈の仕方がいくつかあるのです。
つまり、入社後にやりたいことというのは、”あなたの興味のあること”と解釈できますよね。

2.質問する理由

ではなぜ、このような抽象的な質問をするのでしょうか。それは、以下のような理由です。

2-1.企業への理解度を知りたい

志望職種や志望動機などはある程度の大枠が決まってしまえば、他の企業でも応用することができます。

ところが、面接の場で志望職種を聞かれた後に「やりたいことは何ですか」と聞かれると、どのように回答していいか悩むはずです。

企業の一部分しか見ていなければこういった質問に回答することはできませんが、企業に対する理解度が深ければ興味のある事業や企業の社会活動などについて話をすることができます。

ESや面接ではあらゆる角度から企業に対する理解度を図っています。その理由は、ミスマッチを防ぎ早期離職を避けるためです。

2-2.配属先を想定するため

企業の採用方法は大きく分けて職種別採用事業別採用の2つに分かれます。

例えば職種別採用なら、営業に何人程度、開発部門に何人程度、間接部門に何人程度といった形です。

一方事業別採用は、例えば家電メーカーを例に考えると、美容家電事業に何人程度、パソコン周辺機器事業に何人程度、家電事業に何人程度と分かれて採用しており、部門の中で営業職に就くのか経理部門に配属されるのかは、入社して配属のときまでからないなどといったようなものです。

もちろん企業によっては職種別や事業別などといった採用方法でないところや、その両方を行っているところもあります。

どのような採用方法かによってアプローチの仕方が変わりますので、会社説明会等で聞いてみるといいですね。

先ほどの家電メーカーで考えると、

家電事業の営業という職種に興味があるのか
営業という職種なら事業は問わないのか
家電という事業に興味があるのか
家電事業に携われれば職種は問わないのか

などといったことがこの質問からでも読み取ることができます。

 

3.例文

では、家電メーカーを例に挙げてどのように回答すればいいかをみていきましょう。

わたしは入社したら御社のパソコン事業に携わりたいと思っています。

なぜなら、御社のパソコンを使うことでパソコン仕事は疲れるものという概念が崩れると思うからです。

就活中に自己分析をしていて身近にあるものを作っているメーカーで働きたいと思ったわたしが、世間の人に知ってもらいたいものは何かと本気で考えたときに思い至ったのが、御社のパソコンでした。

わたしの父親はパソコンに詳しく頻繁に買い替えるため、わたしもこれまで様々なパソコンに触れてきました。大学に入学してからはパソコンを利用する機会も増え、そんな中で御社のパソコンが一番使いやすいと気づきました。

一見同じように見えるパソコンなのに、なぜこんなに使いやすさか違うのだろうと考えた時に気づいたのが、使用後の疲労感が他社製品に比べて格段に少ないということです。

御社の製品は使っていて全然疲れません。キーボードの打ちやすさもそうですし、目の疲れ安さも違うと感じます。そこに、パソコンのスペック以上のものを感じました。

先日、縁があって、御社のパソコン部門で活躍しておられる方にお話を聞くことができました。
お話を伺うまでは、パソコンは機能面など中身をいかに充実させるかという点にばかり意識が向いていたのですが、人間工学に基づいたキーボードの開発や海外製品にも引けを取らないデザインの重要性などを知り、まだまだ大きな可能性を秘めている事業なのだと改めて実感しました。

入社後は、御社のパソコンを使うことで、より快適な毎日が送れる人を増やしていけるように全力を尽くしていきたいです。

今回は事業に関する興味という点から例文を作成しました。

希望職種よりは幅広く、企業に対する志望動機よりは少し狭い内容の話になっていることがお分かりいただけるでしょうか。
基本的な構成は希望職種志望動機を話すときと同じです。

その点を頭の片隅に置いて、例文解説をご覧ください。

 

⇒まずは一番最初に質問に答えましょう。

“わたしは入社したら御社のパソコン事業に携わっていきたいと思っています。

なぜなら、御社のパソコンを使うことで多くの人のパソコン仕事は疲れるものという概念が崩れると思うからです。”

わたしが入社したらやりたいことは〇〇です。なぜなら~~だからです」と、回答と理由を合わせて答えるとわかりやすいです。

これは面接であってもESなどの文章であっても同じです。

 

⇒次に興味を持ったきっかけを話します。

”自己分析をしていて身近にあるものを作っているメーカーで働きたいと思ったわたしが、世間の人に知ってもらいたいものは何かと本気で考えたときに思い至ったのが、御社のパソコンでした。

わたしの父親はパソコンに詳しく頻繁に買い替えるため、わたしもこれまで様々なパソコンに触れてきました。大学に入学してからはパソコンを利用する機会も増え、そんな中で御社のパソコンが一番使いやすいと気づきました。

一見同じように見えるパソコンなのに、なぜこんなに使いやすさか違うのだろうと考えた時に気づいたのが、使用後の疲労感が他社製品に比べて格段に少ないということです。

御社の製品は使っていて全然疲れません。
キーボードの打ちやすさもそうですし、目の疲れ安さも違うと感じます。

そこに、パソコンのスペック以上のものを感じました。”

自分自身が体験したものならよりリアルですし、仮に人から伝え聞いた話でも誰から聞いたのかなどを具体的に話すことで真実味が増します。

ここでやってしまいがちなミスは、大学に入学した後にパソコンでどのようなことをするようになったかなどを、ダラダラと話してしまうことです。

レポートを書くようになったなどの、本筋とは関係ないようなことを話してしまう学生は少なくありません。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、これをしてしまうと内容が散らかって伝わりにくくなります。
その内容は本当に必要なのか、よく考えてみてください。

 

⇒社員と交流した経験があれば絶対に会話の中に紛れ込ませてください。

”先日、縁があって、御社のパソコン部門で活躍しておられる方にお話を聞くことができました。

お話を伺うまでは、パソコンは機能面など中身をいかに充実させるかという点にばかり意識が向いていたのですが、人間工学に基づいたキーボードの開発や海外製品にも引けを取らないデザインの重要性などを知り、まだまだ大きな可能性を秘めている事業なのだと改めて実感しました。”

特にその交流があったからこその気づきを話して欲しいです。

例えば、この企業の会社説明会ではキーボードのことやデザインの重要性についてなにも触れられていなかったとしたら、OG訪問をしたこの学生だけの気づきとなります。

 

⇒最後にまとめる

”入社後は、御社のパソコンを使うことで、より快適な毎日が送れる人を増やしていけるように全力を尽くしていきたいです。”

今回の例でいくと、冒頭で話した「御社のパソコンを使うことで多くの人のパソコン仕事は疲れるものという概念が崩れると思うからです。」を受けて、概念を崩すことでどうしたいのか、というところまで伝えられるといいですね。

まとめ

ちょっと変わった質問も、その質問の理由を考えていけばどのように答えればいいかが見えてくるはずです。

しっかりと企業研究をして準備をしておきましょう。

 

その他、面接でよくでる質問を確認しておきましょう。

■面接で役に立つ質問集・例文付で解説(まとめ)

 


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