面接での時事問題の質問、その目的と上手な切り抜け方

面接での時事問題の質問、その目的と上手な切り抜け方

面接の質問対策

就活の面接で忘れた頃に問われるのが時事問題です。問われたニュースを知らなかったり、自分の意見を持っていなかったりすると、冷静に対処できなくなり焦りますよね。ここでは、就活生向けに時事問題を問われたときの対処法を解説します。

 

 

▼就活の面接での時事問題の意図とは?

そもそも、なぜ就活の面接で時事問題が出されるのでしょうか? 「話題になっているニュースなんて、採用とは関係が無いじゃないか」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

ある特定のニュースを知らないのか知っているのかは、はっきり言って企業側にとってはさほど重要ではありません。

ですから、「知らなかったらそれだけで印象が悪いのか」というとそうではありません。

 

企業はニュースを知っているのか知らないのかを見ているのではありません。起こっていることに対して興味を持ち、自分の意見を構築する習慣があるのかを見ています。企業側が就活生に時事問題を出す意図は、「社会の問題を自分事として捉えているのか」を見ていることといえます。

 

企業は常に、社会で問題になっていること、「こうしたらより良くなる」というものに対して、解決策を提示して仕事を作り出していく必要があります。その企業の中の一員として働くということは、自分も「この部分が問題なのではないだろうか?」「こうしたらもっとよりよくなるのではないだろうか?」といったように、世の中のことに対して自分のことのように捉え、解決策を練ることが要求されます。

 

企業は時事問題を就活生に出すことによって、その就活生に「世の中で起こることに興味を持つ習慣があるか?」「それに対して自分なりの考え(解決策)を構築する習慣があるか?」を見ています。

起こっていることに対して自分事で捉え、解決策を練る習慣は、社内の雑務であっても新規の事業であっても必ず求められる能力です。企業側は時事問題を出すことによって、その能力を持っているかどうかを確かめているのです。

 

▼切り抜けるため事前にしておくべき質問対策の2つのポイント

さて、企業が面接で時事問題を出してくる意図を理解できたら、その上手な切り抜け方を身につけておきましょう。時事問題を出されたことが予想外だったとしても、心構えとして質問対策を事前にしておけば冷静に対処することができます。

時事問題の質問対策に関して共通のポイントとしては、面接直前になってあわてて対策するのではなく、普段から質問対策としての心構えを身につけておくということです。意見構築力や情報収集力は、付け焼刃ではない力だからこそ、他の就活生と差をつけることができます。

それでは、上手に切り抜けるための質問対策を2つのポイントに分けて解説していきます。

 

意見の構築力を身につけておく

1つめのポイントは、「自分の意見を常に持っておく」ことです。これは、企業が時事問題を投げかける意図である「社会の問題を自分事として捉えているのか」ということとつながっています。

例えばニュースを見たり聞いたりしたときに、ただ「そうなんだ」「そんなことがあったんだ」と受け流すだけでは、「自分の意見」を持つことができません。ただニュースを受け流してしまうのではなくて、「この状況でこの人は○○するべきだったんじゃないか」「以前に○○という出来事があったから今回の出来事に発展したのではないか」といったように自分なりの仮説や推測を考えてみましょう。

 

たまたま聞かれた時事問題のニュースを知っていたとしても、自分なりの意見を持っていなければ、志望企業にアピールすることができません。その年の時事ネタを全て網羅して暗記しても意味はないということです。大切なのは時事ネタを「知る」のではなく、「知ったときに意見を構築する習慣をつける」ことです。もし、時事問題を出されてそのニュースを知らなかったとしても、それは素直に知らないと答え、そのニュースの内容を尋ねましょう。

 

意見構築力が身についていれば、面接のときにはじめて聞いたニュースでも、その内容を尋ねればその場で簡単な意見を話すことができます。

 

業界に関わるタイムリーな話題は最低押さえておく

2つめのポイントは、志望企業の業界でのタイムリーな話題は最低でも押さえておくことです。

1つめのポイントでは、時事ネタを知っていることよりも、自分の意見を構築する力を身につけることが大切だということを強調しました。しかし、1つ例外があります。志望企業の業界のタイムリーな話題に関しては「知っている」こと自体が重要視されることもあるということです。

 

例えば携帯電話の会社に面接であれば、その会社がリリースした最新の機種や、スマートフォンに実装された最新の技術などの情報を押さえておくといいです。

 

業界に関する最新情報を知っていると、企業側からすると「この人は本当に興味があってこの業界、この会社を志望しているんだなと分かります。逆に業界内の話題やニュースを何も知らなかったりすると、「この人は本当に自分たちの業界に興味があって志望しているのか?」と疑問に思われてしまいます。その業界に興味が無ければ、仕事に対するモチベーションが保てないことは明らかですし、業界に関する話題やニュースを知らない就活生は企業から敬遠されてしまうかもしれません。

 

とはいえ、志望企業や志望業界に関する的確な情報を集めるのは大変です。元々何も知らない業界を志望する場合、ニュースを調べてみてみても専門用語ばかりでよく理解できなかったり、どのニュースが業界にとって重要なのか分かりません。

 

そのような場合は企業ブースが多数出展される就活イベントなどを利用して、直接その業界の人に聞いてみることがお勧めです。ブースにいる社員さんに「この業界でいま話題になっていることは何ですか?」と質問すれば分かりやすく答えてくれます。「なぜそのニュースが話題になっているのか?」など、質問をぶつけておくとより効果的に知識を深められるでしょう。

 

 

▼まとめ

この記事では企業が時事問題を就活生に出す意図と、その質問対策を2つのポイントに分けて解説しました。

企業はペーパーテストでは分からない部分を確かめるために、面接という場を設けて志望者と直接顔を合わせて面談します。時事ネタを知っているかどうかを確かめるだけであったら、ペーパーテストを行えば十分です。直接尋ねて反応を見たり回答を聞くということは、普段からの意見構築力や、業界に関する興味の度合いを見ているということです。

面接の場では事前に質問を見て回答を考えておくということができないので、質問対策として心構えを作っておくことが、時事問題を上手に切り抜けるための最善策でしょう。普段からの習慣を身につけることは難しいことかもしれませんが、逆に言うと身につけておけば他の就活生と1歩差をつけることができます。

業界に関する情報を集め、自分で意見を構築することができる就活生はなかなかいません。
ですからぜひここで紹介したポイントを押さえて、万全の状態で面接に臨んでください。


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